
1961年に開業した初代店は2007年再開発計画により一時閉店しましたが、2008年弟子の飯野敏彦氏が二代目となって、再開発後の東池袋にて継承されています。
僕は初代東池袋店に行ったことがあり、直接山岸さんの味に接したことがあるのが自慢のタネになっています^-^
現在、直営店は東池袋、南池袋、滝野川の3店舗だけ。
それ以外の「大勝軒」は、ここで修行を積んだ弟子達が、「大勝軒のれん会」として山岸一雄の味と心を受け継ぎ、開業しているいわゆる「暖簾分け」のお店。
ただし、「大勝軒」の歴史はとても古く、首都圏には丸長系「大勝軒」、東池袋系「大勝軒」、永福町系「大勝軒」、日本橋系「大勝軒」の4系統があります。
どれも、荻窪の丸長大勝軒が発祥となっていて、丸長より暖簾わけした大勝軒が更に暖簾わけしていくといったところです。もちろん、山岸さんもその一人。
・・・と、大勝軒の歴史はそのうち語るとして、今回訪店した「大勝軒のれん会」の「お茶の水 大勝軒」の感想を。
お店に到着したのは開店の11時ちょうど。ただ、3分ほど待たされて店内にIN。
券売機で「特製つけそば」を購入。
店内はL字型カウンターとテーブル席の構成。好きな席にお座りくださいといわれるも、カウンター席の一番端へ着席。
スタッフは厨房含めて3人体制。
厨房はガラスで仕切られていて、カウンター席からその仕事ぶりが垣間見れます。
見ているとなにやらスープの仕込が遅れているようで、バタバタしています。
着席して17分くらいで配膳。つけめんとはいえ、ちょっと時間がかかりすぎですね。
仕込みに手間取っていたせいか、麺はかなり柔らかめで茹で過ぎの感あり。しかも、水切りをしっかりしていないせいか、麺が水っぽい・・・
つけ汁は大勝軒のDNAを引き継いださっぱり系ですが、他店よりも甘く感じられ、出汁の旨味が引き出ていません。
ただ、それなりのクオリティーを感じてしまうのも大勝軒の魅力のひとつ。
けど、そんなまやかしのクオリティーには満足せず、長く重い大勝軒の歴史を感じとって店主・スタッフにはいいものを提供する心がまえを持ち続けてもらいたいですね。
この記事へのコメント
ルシファー
pn
トータルバランスの良さ+ネームバリューゆえそれなりのクオリティーを感じられるんでしょうね。けど水っぽい麺はなぁ(^_^;)
HOTCOOL
胡坐をかいているような気もしました・・・
HOTCOOL
麺もそんなに極太ではありませんでした。この麺であれば8~10分でしょう、混んでもいないし。
あとは店主とスタッフの気持ちのもちようかな。
親知らず
名前を語るからには、暖簾を汚さない仕事をして欲しいです。
うちのスタッフよりも厳しい事を求められていそう。(笑)
mutumin
HOTCOOL
大勝軒ファン、山岸さんファン、ラーメン好きだからこそのコメントだと思ってます。
暖簾の重みを感じて頑張ってもらいたいですね。
HOTCOOL
商売に限らず、人間常に切磋琢磨の意識で挑んでいかなくてはなりませんね(^.^)/~~~
rtfk
東京の借宿に巣食っているうちに
有名なラーメンを食べに行きたいです(^w^)
時分が好きな「桂花」は行くとして
他には・・・と思っていました(^m^)
行ってみます♫
七色孔雀
勉強になります。
この店の水切りのあまさは、狙いみたいで、本家を踏襲したやり方みたいですね。
この店の支店の渋谷店は、創業時の味により近づけるために、
山岸さんが創業時にやっていたように、意図的にもっと水切りをあまくして提供していました。
この麺の器に残った水をつけダレに投入してスープ割り代わりにして、飲み干すのが、本来の山岸流の食べ方みたいです。・・・と、そんなうんちくが渋谷店に書かれていました。
まあ、それが成功しているのか分かりませんが(笑)
まほ
あれ、でも違うのかなぁ?
雰囲気が違います。。。
入ったことが無いので、分かりません。
出来たら、いらっしゃってレポートしてください♪
HOTCOOL
東京赴任お疲れ様です。
小生のブログでは東京のラーメン屋さんの食べ歩きを紹介していますので、参考にしていただければ嬉しいです^-^
HOTCOOL
日本橋系大勝軒=人形町大勝軒のことですね。「日本橋よし町」なんかがその系列と思います。
水切りがあまい件は知りませんでした。さすが、七色孔雀さん。勉強になりました!
HOTCOOL
まほさんのラーメンレポが是非知りたいです。お願いしまーす♪
まほ
「クチだけ星人」と言えど、女性にはかなりの勇気が必要です。
なかなかラーメンレポは難しいのですよ。。。
HOTCOOL
そうなんだ~
では家族で行ったときにでもお願いします。カメラ忘れないでね(笑)