
待ちに待った「疫病神」シリーズの最新刊。
このシリーズの名コンビ、桑原(暴力団)と二宮(うさんくさい建設コンサルタント)の大阪弁での丁々発止の掛け合いが最高です。ボケとツッコミ漫才を読んでいるよう。
そして、小説というエンターテイメントとしても、しっかり成立しています。スピード感がたまりませんね。
次回作も待ち遠しいです。
内容:「待たんかい。わしが躾をするのは、極道 と半グレと、性根の腐った堅気だけやぞ」
疫病神シリーズの名コンビ、桑原と二宮が帰ってきた! 今度の標的は警察官OBが作る自称・親睦団体の「警慈会」。老人ホームにオレオレ詐欺……。老人を食い物にする腐り切った警察OBに二人は挑むが、二宮は拉致、桑原は銃撃を受け心肺停止になってしまう。
「おまえ、おれを脅しとんのか」「脅し? わしは値踏みをしてるだけや。おまえがどれほどのワルか、をな」「社会のダニが一人前のことをいうやないか。ダニはダニらしいに、女のヒモになるか、シャブの売人でもして食うたらどうや」「わしはダニかい」「ダニはいいすぎた。クズや、おまえは」警察OBのドンを相手に一歩も引かない桑原と二宮を待つ運命は? ドンデン返しに次ぐドンデン返しのスピード感がたまらない、疫病神シリーズ間違いなしの最高傑作。
この記事へのコメント
mutumin
pn
親知らず
最初の3ページで頁をめくる手が止まるのは読了が難しいです。
テンポの良い小説はスラスラ読めますね。
読んだ後にスッキリ感が残るのは良いですよー。
paulo
この前は建築現場の基礎の穴に放り込まれても生き返ったんじゃなかった?
HOTCOOL
まるで、漫才を読んでる気分でしたが、エンターティメント小説としても、しっかり成立していました。
HOTCOOL
うん、配役が難しいね^^
HOTCOOL
面白いシリーズで大好きです。
著者の経歴が成せる技のシリーズですね。
HOTCOOL
桑原は不死身です。
次回作でも暴れまわるでしょう^^
まほ