【映画鑑賞記10/24’】落下の解剖学

「落下の解剖学」を鑑賞。
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本作は第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、第81回ゴールデングローブ賞で脚本賞と非英語作品賞を受賞、第96回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネート。
ストーリーは、人里離れた雪山の山荘で、男が転落死します。見つけたのは視覚障害のある息子。作家である男の妻に殺人の嫌疑がかけられます。
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映像での事件の振り返りを交えながら、法廷での検事と弁護士そして妻と事件の鍵を握る息子の心理合戦は見応えがありましたね。
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また、サスペンスという切り口で家族ドラマを演出している感じがしました。このスリリングな法廷劇で家庭内、夫婦間、親子関係にメスが入り、まさに”解剖”されていく流れは緊迫感、緊張感満載でした。
ちなみに、本国フランスでは動員130万人超えの大ヒットを記録しているそうです。その理由もわかりましたね。
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解説:これが長編4作目となるフランスのジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。視覚障がいをもつ少年以外は誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に、死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻のあいだの秘密や嘘が暴かれていき、登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。
人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。
女性監督による史上3作目のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。脚本はフラー監督と、そのパートナーであるアルチュール・アラリ。主人公サンドラ役は「さようなら、トニー・エルドマン」などで知られるドイツ出身のサンドラ・ヒュラー。第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。

この記事へのコメント

  • mutumin

    これは確かに見ごたえある映画だと解説でわかりました。見てみたいな!
    2024年04月18日 05:58
  • pn

    最後の写真タバコ持ってるけどいいんだっけ?なんか規制なかった?
    2024年04月18日 06:15
  • 青山実花

    この映画、面白そうですよね^^
    最近、ちょっと劇場に行けてなくて、
    古い邦画ばかり観ているので、
    そろそろ新作を観ようかな^^
    2024年04月18日 08:18
  • 親知らず

    法廷でも色々な気持ちが暴かれてしまうのだけれど、病気で認知症の高齢者の介護をどうするかという場面でも、それぞれの本音が暴かれてしまい、同席するケアマネや医療従事者が困惑する事が良くあります。
    日頃から周囲の人には優しく接していないと、介護してくれる人はいないという現実に驚愕です。
    2024年04月18日 08:40
  • PauloBR

    法廷で「自分は無実だ」と叫ぶだけでは無罪にはならない。
    状況証拠どう固めるかがポイントでそれが弁護士の仕事という事でしょうね。
    2024年04月18日 09:13
  • もぐ

    法廷劇はおもしろいですよね。
    第一発見者を敢えて視覚障害のある息子にしたのは、どういう意味(仕掛け?)があったのか気になります。
    2024年04月18日 11:28
  • HOTCOOL

    mutuminさん

    見応え満載でした^^
    2024年04月18日 18:38
  • HOTCOOL

    pnさん

    R指定ですね。この作品は何だったかな?
    2024年04月18日 18:43
  • HOTCOOL

    青山実花さん

    久しぶりに新作映画にGO!です^^
    2024年04月18日 18:44
  • HOTCOOL

    親知らずさん

    人への感謝、思いやり、優しさが大切ですね。
    2024年04月18日 18:46
  • HOTCOOL

    PauloBRさん

    今、日本のドラマで殺人犯も無罪にする弁護士ドラマが高視聴率です。
    2024年04月18日 18:47
  • HOTCOOL

    もぐさん

    法廷でのシーンは緊迫感がハンパなかったですね。
    第一発見者を視覚障害のある息子にした意図はわかりませんが、よりミステリー感とこの犯罪の不可解感そして多様性を出したかったんだと思料します。
    2024年04月18日 18:54
  • tommy88

    昨年末にドイツ在住の長女が「2023年の映画ナンバーワン」としてこれを選んでいました。映画、絵画、美術館巡りに関しては彼女が小学低学年の頃から仕込んだというか、連れて歩き回りました。ある程度、現在では、娘から言われるのです、これは見た方がイイよ、これはどうかな、パパ好みの女性だよとか、そんな話が出来る(冷たい視線を持つ)長女との距離感を楽しんで生きています。

    曰く
    特に、映画内で登場する口喧嘩は、今まで見てきた映画の口喧嘩の中でもずば抜けて見応えのある、喧嘩でした。
    2024年04月21日 17:33
  • HOTCOOL

    tommy88さん

    流石ですね。
    tommy88さんの教育方法に頭が下がります。私は娘との距離が開きっぱなしです。
    2024年04月22日 03:36