
著者の長谷部愛さんは気象予報士で、HCくんが良く聴くラジオにも時々出てきて、本作の話をしていて興味がわいたので図書館で予約して手に取りました。
長谷部さん自身、東京造形大学で「天気とアート」の研究・講義を行っていて、アートと対話する気象予報士として、執筆・講演・解説なども行っています。
天気と美術がどう結びつくんだろう?って感じですが、この著書ではモネと寒波や北斎の雲などについて深掘りしたり、漫画・鬼滅の刃に描かれている空などを、気象予報士としての視点から書かれていて面白く、かつ、興味深かったです。
しかし、気象って奥が深く、人々の生活に密接しるって改めて知ることが出来た一冊でした。
内容:「悪魔の風」の正体は局地風(ゴッホ《星月夜》)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール《デフルト眺望》)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄い!? さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。
1章 低地・高緯度のオランダが育んだ「光の絵画」
2章 島国イギリスの気象が生んだ「風景画」
3章 温暖なフランスだからこそ印象派が花開く
4章 豊かな日本の雲と雨
補章 漫画、アニメで描かれる気象現象
気象用語解説
この記事へのコメント
mutumin
pn
青山実花
名画を観るなんて、
面白いですね^^
こういうかたは、
ブログの風景写真などを見ても、
撮った時期や、
その日のお天気などが分かるのでしょうね^^
親知らず
くまら
最近活字が苦手(汗)
リュカ
チェックしてみます^^
もぐ
荒木健太郎さんの「読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし」もおすすめです。絵画の中の気象現象にも(少しだけど)触れていますよ。
夏炉冬扇
HOTCOOL
天気は畑仕事にも影響ありますからね。
HOTCOOL
愛嬌あるよね^^
HOTCOOL
うん、着目点が面白かったです(^O^)/
HOTCOOL
私も視野を広げなくてはっと思ってしまいました。
HOTCOOL
動画はないっすねー^^;
HOTCOOL
美術好きのリュカさんにはお薦めの一冊です(*^^)v
HOTCOOL
荒木健太郎さんのX、面白そうですね。チェックしてみます。
HOTCOOL
面白いですよ^^