ちなみに、映画館に足を運んだ作品のみとなります。よって、Netflix・Amazonプライム・Disney+の作品は入っていません。
2024年はベスト作品と次点作品を洋画部門・邦画部門各々2作品に絞りました。
<洋画部門>
洋画部門のベストは「枯葉」。

アキ・カウリスマキの名は知ってはいましたが、作品を観るのは本作がはじめて。
メディアの書評や青山実花さんの記事を読んで、無性に観たくなり映画館に足を運びました。
正直今になってもう一度観たいって思わせる作品で、現実を描写した本作は、今を生きる我々に希望を与えるメッセージと感じましたね。
次点作は「関心領域」。

映画の予告、NO MORE 映画泥棒が終わり、いざ本編が始まる。
んん?始まらない?スクリーンは映像を映し出さないが、微かに銃声?異様なサイレンの音が聞こえる。約2分その状態が続き、突然スクリーンが明るくなり、ピクニックにいそしむ家族が現れる。しかし、銃声とおぼしき音と異様なサイレン音はそのまま。
その演出が凄く印象的でした。現在、イスラエル(ユダヤ)がガザで行っていることを考えると、人間って全く成長していないということも痛感した作品でした。
<邦画部門>
邦画部門のベストは「ラストマイル」。

現代のヒットメーカー野木亜紀子がとても緻密な本を書き、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」でタッグを組んだ塚本あゆ子が監督を手掛け、極上のノンストップ・サスペンス・エンタテインメント作品に仕上げています。
日本でも時間を忘れるほどのノンストップ・ムービーが観れるなんて感心してしまいました。
満島ひかりと岡田将生のコンビも良かったです。
物語は「夜にポチッと注文した荷物が、次の日に貴方に届く」を基に、「宅配荷物が爆発したら、物流が止まって大混乱」という話を乗っけて、大手ECモール(モデルは多分、熱帯雨林日本)と大手運輸会社の高慢さとその下請、孫請の苦悩苦労など、現代に暮らす人が便利になった反面失ったものも同時に描いていて、メッセージ性もありました。働き方改革と言われて久しいですが、それは上流だけの話で下流はそんこと言ってられないという現状を訴えた作品でした。
次点は「あんのこと」。

2024年大ブレーク俳優・河合優実主演。
本作は実話に基づいていて、正直、重たい作品です。
私のように平々凡々と毎日を暮らしている者がいる一方で、本作の主人公・杏のように、家庭環境に恵まれず、親から売春を強要され、覚せい剤に溺れる少年少女もいます。
本作は絶望を描いているのか希望を描いているのか、受け取り方は人それぞれですが、絶望と希望が心を穿つ作品であったことは間違いないと感じました。
とにかく、河合優実の演技は凄まじく、彼女の俳優としての将来が見えた気がします。
以上ですが、正直絞るのが辛かった。どれも素晴らしい作品ばかりでした。
あらためて、全ての映画関係者に敬意と感謝を捧げます。
明日は2024年総括となります。
この記事へのコメント
PBR
mayu
くまら
これまでは最低でも月に1本は観てたのに
夏炉冬扇
親知らず
トランプ次期大統領がウクライナ侵攻とイスラエルの攻撃止められるのか、微かな期待を持ちたいと思います。
とし@黒猫
などと、くだらないことが
頭に浮かびました。
あのキャラが怖い人がいて、顔を背ける
人もいます。
pn
いっぷく
HOTCOOL
配信はまだっぽいですね。
HOTCOOL
時間の合間をぬって観に行っています^^
HOTCOOL
映画って時間と結構体力もいりますからね。私は月2本ペースでした。
HOTCOOL
私は映画・音楽・本ですね(^.^)
HOTCOOL
トランプ次期大統領には有言実行をお願いしたいですね。
HOTCOOL
あはは!
今年は40回以上観ましたね。けど、最近は頭に入ってこなくなりました(笑)
HOTCOOL
立派な人もいるんですけどね。愚かなものが多すぎます。
HOTCOOL
これといった一本を観に行きましょう!
mutumin