今超話題の映画「国宝」。
3時間という長丁場なので、トイレの心配もありましたが、映画の世界に引き込まれてしまって、膀胱はどこいずこ(笑)
また、元々歌舞伎とその世界は好きで歌舞伎座や新橋演舞場などにも足を運んでいた関係で、映画における舞台シーンでは思わず拍手をしそうになったくらいでした。
部屋子として引き取られた喜久雄とプリンスの俊介。
喜久雄は”真綿が水を吸い込むように”と評されるくらい天才的才能があり、更に磨きがかかっていきます。
そして、それをみた俊介が家を飛び出して、行方不明に。
ただ、物語は二転三転し喜久雄がトップを掴むかと思いきや、後ろ盾の死去により役がもらえなくなったり。そして、突然帰ってきた俊介は、プリンスともてはやされたりしますが・・・
”歌舞伎は才能よりも血筋が大事”と、ストーリー的にはありがちかもしれませんが、この二転三転どんでん返しが映画的歌舞伎って感じで良かったですね。
それにしても、喜久雄役を演じた吉沢亮、俊介役を演じた横浜流星。綺麗な顔をしています。両者とも、女形を演じるために約1年半の猛特訓を重ねたそう。役者魂には頭が下がります。
HCくん的には、興行関係者を演じた三浦貴大が良かったかな。ある意味、彼がこの作品の語り部だったのかもしれませんね。
本作をきっかけに歌舞伎を観に行く人が増えたという理由がわかった気もします。興行的に「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」を抜いて欲しいと思っているのは、HCくんだけでしょうか(爆)
解説・あらすじ:李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ。
任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる。
主人公・喜久雄を吉沢亮、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜流星、喜久雄を引き取る歌舞伎役者・半二郎を渡辺謙、半二郎の妻・幸子を寺島しのぶ、喜久雄の恋人・春江を高畑充希が演じた。脚本を「サマー・ウォーズ」の奥寺佐渡子、撮影をカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「アデル、ブルーは熱い色」を手がけたソフィアン・エル・ファニ、美術を「キル・ビル」の種田陽平が担当した。2025年・第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門出品。
この記事へのコメント
pn
むつみん
mayu
夏炉冬扇
kenji-s
tommy88
これで仲間入りだ、ニッポンジン。
でも監督は在日朝鮮人、やっぱり、よく観察できています。
主人公二人の確執も、在日ゆえのどんよりとしながら冷めた目線で見ている。
脱亜入欧的な日本人による目線とは、ちょっと違う。
おそらく、在日朝鮮人がゆえの苦い経験が、目を研ぎ澄まさせた。
差別を越えた、区別の意識は、平和ニッポンは気づきにくいです。
区別の冷気が、狂気に似ていることを白日の下に晒しました。
長女と談義し、海外の賞を総なめするなぁと私。
ジャポニズムのお国、日本を発見したフランスは拍手するだろう。
しかし長女は、カンヌは取れないなと言い切ったのでした。
父と娘の勝負は、来年、決着します。
くまら
運命に翻弄される生き様がすごかったです
kinkin
とし@黒猫
それ以降は、映画の世界にすいこまれました。
日本映画の傑作です、
Boss365
「膀胱はどこいずこ」(爆)流石大人ですね。また、内容ですが「この二転三転どんでん返しが映画的歌舞伎って感じ・・・」は、ニャイスな表現です。3時間の映画、小生、膀胱は大丈夫ですが、お尻が痛くなりそうです(尻のお肉が減りました)!?(=^・ェ・^=)
リュカ
あらすじを読むと引き込まれちゃうの分かるなー。
ma2ma2
てんてん
いっぷく
HOTCOOL
そこに努力ですかね。
◆むつみんさん
面白いですよ。
◆mayuさん
お勧めの作品です^^
◆夏炉冬扇さん
実写映画NO.1ですね。
◆kenji-sさん
凄い映画でした。
◆tommy88さん
醒めた目で日本の伝統芸能を見れるのでしょうね。
また、原作者の作品との親和性もあるのでしょう。過去2作品も映像化してるし。
私もカンヌはイケるとみてますが。
父と娘の骨肉の争い、どう決着するのやら(笑)
◆くまらさん
こんなに翻弄されると私なら挫折します(笑)
◆kinkinさん
アニメは鬼滅、実写は国宝ですね。
◆とし@黒猫さん
はい、日本映画史上に残る作品ですね。
◆Boss365さん
お疲れ様です。
ちょっと、チビりました(爆)
お尻も痛くなりましたよ。何度も姿勢を変えました(笑)
◆リュカさん
原作も読みたくなりました。
吉田修一の作品、読んだことないんですよね。
◆ma2ma2さん
人気なのも分かりました。
◆てんてんさん
サンキューです!
◆いっぷくさん
この二人も才能と努力の俳優だと思いました。
親知らず
来年のアマプラに期待。(笑)
HOTCOOL
まだまだ興行で稼ぐでしょう^^