小学生の頃、学校の図書館でよく偉人の伝記を読んでいました。
当時はどの偉人も立派な方々で、大きくなったら見習わなくてはならないと子供心に思っていました。
が、人生経験を積み酸いも甘いもが知った今、基本我儘で自分勝手じゃないと偉人にはなれないと分かるようになりました。
本作は偉人の中の偉人・ベートーヴェンのお話。
原作は、19世紀ウィーンで巻き起こる音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫った「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」（かげはら史帆著）をバカリズムが脚本を手掛け、日本人の俳優で映画化。
ベートーヴェンを演じるのは古田新太。
そして、主人公でベートーヴェンを愛してやまない秘書・シンドラーを演じるのは、今もっとも勢いがある俳優と言っても過言ではない山田裕貴。
天才音楽家・ベートーヴェンの実像は下品で小汚いおじさんだったらしいのですが、忠実なる秘書・シンドラーが世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”。シンドラーは憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、ベートーヴェンの死後、“下品で小汚いおじさん（真実）”から“聖なる天才音楽家（嘘）”に仕立て上げますが・・・
ほぼほぼ、山田裕貴と古田新太の二人芝居な感じでしたが、凄くテンポがよかったですね。
そして、日本人俳優をドイツ人として”捏造”したバカリズムの脚本も流石でしたね。
解説・あらすじ
19世紀ウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫ったノンフィクション書籍「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を、バカリズムが脚本を手がけ日本で映画化。
難聴というハンディキャップを抱えながらも、数々の歴史的名曲を遺した天才音楽家ベートーベン。しかし、後世に伝わる崇高なイメージは秘書シンドラーが捏造したもので、実際のベートーベンは下品で小汚いおじさんだった。かつてどん底の自分を救ってくれたベートーベンを熱烈に敬愛するシンドラーは、彼の死後、そのイメージを“聖なる天才音楽家”へと仕立て上げる。そんなシンドラーの行動は周囲に波紋を広げ、「自分こそが真実のベートーベンを知っている」という男たちの熾烈な情報戦が巻き起こる。さらに、シンドラーの嘘に気づきはじめたアメリカ人ジャーナリストのセイヤーが、真実を追及しようとする。
主人公・シンドラーを山田裕貴、ベートーベンを古田新太が演じ、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、遠藤憲一が共演。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」でキーボードを担当する藤澤涼架が、天才ピアニスト・作曲家のショパン役で劇映画初出演を果たした。監督は「地獄の花園」などでもバカリズムと組んだ関和亮。
この記事へのコメント
kinkin
むつみん
夏炉冬扇
pn
ぼん
くまら
レンタルないか探してみよ
tommy88
だからきっとこれは必視の必定。
コテンラジオを聞いてると「偉人」の素顔は面白いですね。
凡人ですら誰しもが、自分で自分のイメージを捏造しています。
チョイ盛りの自分イメージの最適化、善人過ぎ。
偉人ともなれば大盛りでしょうからバカリズムが料理してくれたのでしょう。
楽しみだぁ、Amazon primeかWOWOWに来るまで待機ですが。
Boss365
「ベートーヴェン捏造」ですが、ポスターのベートーヴェン画が好感触です（爆）。「崇高なイメージを“捏造”」の発想が面白そうですね。また「バカリズムが脚本を手掛け」は。大変期待が膨らみます。観たいニャー！？(=^･ｪ･^=)
猫の友メルティー
中庸、凡人の私には縁遠い世界ですが。
ma2ma2
mayu
リュカ
これは観たい^^
HOTCOOL
サンキューです！
◆むつみんさん
バカリズム天才！
◆夏炉冬扇さん
結果が全て！（笑）
◆pnさん
ドイツ人でもイケます（笑）
◆ぼんさん
サンキューです！
◆くまらさん
まだ上映中？かも
◆tommy88さん
バカリズムは才能溢れる方だと思います。
彼こそ未来の偉人？（笑）
ただ、本作は原作ありきなのでちょっと苦労した感ありの作品ですわ。
◆Boss365さん
お疲れ様です。
古田新太さんはベートーヴェンくりそつでした（笑）役になりきっていましたね。
バカリズムも偉人クラスかも^^
◆猫の友メルティーさん
私は凡人一択です^^;
◆ma2ma2さん
映画館にＧＯ！
◆mayuさん
偉人ですからね('ω')ノ
親知らず
阿部寛のローマ人と良い勝負です。（笑）
いっぷく
HOTCOOL
古田新太さんの顔の作りそのものが、ベートーヴェンですよね（笑）
◆親知らずさん
ドイツ人にローマ人。日本の俳優も幅広い（笑）
◆いっぷくさん
非常にテンポが良かったですね。面白い映画でした。